カンボジア大使館・領事館で、または代理店経由でビザ取得した際の注意点2つ

入国ビザ

現在、長期滞在ができるビザに延長できる、タイプEのビザを大使館・領事館で得るのは、難しいです。基本的にカンボジアの会社から発行された招聘状を提出しないといけないからです。手間がかかります。

大使館・領事館で取得でなく、他の記事でも紹介した方法を当店EMCはおすすめしています。タイプEのビザは、日本パスポートでは、招聘状なしでも、空港や国境のアライバルビザ、またはオンラインで事前申請すれば入手できるからです。

ですが、ビザ取得の代理店からビザを申し込むと、大使館ルートで発行したビザが支給されることがあります。その際に発給されたビザの見方について、注意する必要があります。

2点、見落としやすいところがあります。①ビザのタイプが間違えて発行されていないか、②期限日の意味を取り違えていないか、の二点です。それぞれを識別する方法について説明します。

①ビザのタイプの見分け方

ビザの左側の中央に、ビザIDが書かれています。このIDが識別のポイントで、最初の文字が「E」であれば、タイプEのビザです。対して、「T」なら、ツーリストになります。

ビザはパスポートを1ページ丸々使用

もし、ここがTだと、ツーリストビザになります。ツーリストビザを使って入国すると、滞在できるのは、最長で2ヶ月です。もし、間違いがあった場合、時間の余裕があるなら、修正に応じてもらうようにしましょう。時間の余裕がなければ、長期滞在をお考えの場合、カンボジアに入国するゲートの前にある、ビザカウンターで、ビザ申請して、タイプEのビザをもらうようにしてください。アライバルでは、ややこしいことに、一般ビザ(Ordinary Visa)と名前が変わるので、注意してください。

空路🛫でカンボジア入国の場合、e-Arrivalというアプリで事前申請してください。入国する7日前から受付開始できますが、事前に必要情報を入力して、入力データを保存することが可能です。

陸路🚌、水路⚓️でカンボジア入国の場合、e-Arrivalには2024年10月現在、まだ対応していません。従来の出入国カードを記入して、入国する必要があります。長期滞在を考えるなら、Ordinary Visaの欄にチェック☑を入れ、旅行目的(Purpose of Travel)の欄には、”Trip”等の旅行に関する用語でなく、”Job-hunting(求職)”、”Business(就労)”、”Retirement(リタイアメント)”等、長期滞在するのにふさわしい内容を記入するようにしてください。

カンボジアの出入国カード。長期滞在予定なら、①Ordinary Visaの欄にチェック、②旅行目的に旅行に関する用語を入れない、ことに注意。

②期限日について

大使館・領事館申請のビザの場合、他のビザと同じように発行されていても、このExpiry Dateの意味が変わります。このビザでは、「入国期限日」という意味です。この日までに入国した場合、このビザを使って、滞在が可能であるという意味になります。

Expiry Dateはビザによって、「入国期限日」か「滞在期限日」か場合によって違います。そのため、混乱しやすいです。

このビザによる滞在可能な日数は30日です。入国時に押されるスタンプに滞在期限日が表示されます。その日までに、ビザ延長するか、カンボジアから出るかしないといけません。

対して、入国可能な期間はビザ発行から90日あります。ビザのIssue DateからExpiry Dateの間の期間です。この期間までにビザを使って入国できることを示しています。

でも、このExpiry Dateを「滞在期限日」と勘違いしてしまうと、オーバーステイするリスクがあります。つまり、最初のビザでは30日しか滞在できないことを失念してしまって、ビザのExpiry Dateが滞在期限と思い込むと、30日を超える滞在をしてしまうことになります。

入国ビザで30日を超える滞在をしてしまった場合、オーバーステイで1日あたり10ドルの罰金を払わないといけません。

大使館・領事館で取得したビザを取得したら、ビザIDをまずチェックして、間違いのないようにしてください。また、このビザで入国したら、滞在期限日は入国から30日後です。カンボジアに入国したら入国スタンプを押されるので、その日をチェックすれば、滞在期限日が分かります。

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