●パスポートの発行までの待ち時間が長期化
2025年の3/24(月)から、日本パスポートは申請から受け取りまでの、待ち時間が長期化します。パスポート発行が以前は大使館で可能でしたが、偽造防止のセキュリティの強化のため、パスポートの発行場所を日本の拠点のみに移行するためです。そのため、海外の日本大使館でパスポート発行の申請を行うと、発行までの時間だけでなく、日本から海外の大使館に配送されるための時間も追加でかかります。従来より非常に時間がかかることになります。
今回の投稿では、パスポート発行まで、長期間待たないといけないことによって、注意するポイントについて、まとめています。
・パスポートの切り替えにかかる時間
・今のパスポートで希望の長さのビザ延長ができるかチェックすること。
・パスポートが間に合わない場合、どのように対応すべきか
・新しいパスポートが来た後の、パスポートの管理方法
について、書いています。
●申請からの待ち時間
従来は、カンボジアの日本大使館では、3営業日待てば新しいパスポートが受け取れました。しかし、24(月)以降は、プノンペンの大使館申請だと4週間、シェムリアップの領事館で申請だと6週間かかります。
●パスポート更新のタイミングについて
ビザ更新の前に、パスポートの残り期間が十分にあるか、確認の必要があります。例えば、1年のビザ延長をする場合、パスポートの残り期間は、少なくとも1年6ヶ月ないといけません。カンボジアでは、ビザ期限日とパスポートの期限日の間は、常に6ヶ月以上空いていなければいけないからです。
こちらが確認の手順。
1.パスポートの残り期間が、希望する期間のビザ更新するのに十分かどうかの確認。パスポートの有効期限とビザの滞在期限をチェックして、パスポートの残り期間がどれぐらいの長さかチェックする。
(パスポートの残り期間)≧(希望する延長期間)+(6ヶ月)
であれば、希望する延長期間の更新が可能。
2.もし希望の期間のビザ延長ができないと判明した場合、大使館でパスポートの更新を検討。申請からパスポートが届くまでの所要日数についての確認して、ビザの期限日までにパスポートが届くかどうかを調査する。
というステップを踏む必要があります。パスポート申請の待ち時間の間は、パスポートを大使館に回収されることはないので、待ち時間の間にカンボジア国外に出る用事があっても、パスポートの使用は可能です。
●ビザ期限までにパスポート受け取りできない場合の対策
もし、ビザの期限から4週間を切ってからパスポートの切り替え申請をすると、ビザ期限日までに新しいパスポートを受け取れません。新しいパスポートの受け取りがビザ期限日までに間に合わない場合、パスポートの残り期間の不足しているので、希望の延長期間は認められません。今のパスポートでなんとかする必要があります。ビザ更新の期間を短縮、ビザランで新しいビザを取って時間稼ぎ等の対策を取る必要が出てきます。
●パスポート残り期間が1年から1年半でパスポート切り替えをしたい場合、カンボジアで切り替えがおすすめ
日本のパスポートセンターでは、パスポートの残り期間が1年から1年半の場合、切り替えが認められにくいです。パスポートの期限から1年を切らないと、更新できない原則があるからです。
でも、カンボジアの日本大使館・領事館で申請の場合は、カンボジアのビザルールに理解があるので、パスポートの切り替えするのがやさしいです。パスポートの残り期間が1年を超えているけれど、パスポートを更新されたい場合は、カンボジアで行うことをおすすめします。
今までのパスポートを持っていた場合、結婚・離婚等の改姓などの事情がなければ、戸籍がなくても、パスポートの切り替えが可能です。
●パスポート作成後は、以前のパスポートとセットで管理
パスポートをカンボジアで切り替えした場合、古いパスポートも必要です。入国記録と照合するため、カンボジアから出る際に必要になるからです。新しいパスポートを受け取ったら、古いパスポートといっしょにセットにして管理してください。
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